Kuldiga,Latvia Vol.1

人通りの無い古い町と聞いて、リーガから2時間、車を走らせ訪ねた。静かだ。赤い瓦の木造の家並みが続き、不思議に温もりを感じる。町中を流れるアレックス川の堰は小さな滝となり、その水音は静かなこの町にとけこんでいく。古びた階段に座っていた猫がレンズ越しにのんびりと私を見つめた。<Text by Kumiko Sakai>