Milano,Italy Vol.22

澄んだ空気を感じて朝早く石畳を歩く。うっすらとした霞みが風に流され巨大な尖塔群が浮かび上がってきた。14世紀に建てられたドウオーモだ。その崇高な美しさにしばし見とれてしまう。やがて人々がスローモーションのように景色を動かし始めた。<Text by Kumiko Sakai>