Dubrovnik,Croatia Vol.10

旧市街のオレンジ色の甍はまだ陽があたらずセピア色だ。人影ない船着き場では船主が朝の日課で忙しい。黒犬はようやく飼い主が仕事を終える時間と分かるのだろう。立ち上がり落ち着かない。ドブロブニクがゆっくりと目覚め賑やかな観光地になる。<Text by Kumiko Sakai>