Fairbanks,Alaska Vol.5

オーロラを待つ夕刻のひととき、スノーシューを履いて丘まで歩く。山小屋の年老いた看板犬は20年近くも毎日ここを歩くのが日課と聞いた。頼りない足どりで時には雪穴に
足を取られながら必死にご主人の跡を追う。”ゆっくりでいいんだよ、待ってるよ”大きな背中が語っている。<Text by Kumiko Sakai>"